• info@gdng.jp

宮城(と福島)の(私的)イメージについて検証する

亘理町警察
sohei      0

宮城(と福島)の(私的)イメージについて検証する

宮城は仙台(と福島)に行ってきました。
福島からレンタカーを走らせ、一路北へ。
通り過ぎる中で、「宮城県の印象」についてこんなものが浮かんで来ました。

  1.  やたらローソンが多い
  2.  妙に「全国初」が多い
  3.  毎日飲む「酒飲み女子」が多い

これらについて検証したいと思います。

1. やたらローソンが多い

福島から北上する中で、特に国道6号線沿いにローソンが頻発。
ざっと検索しただけでこれだけ出てくるのだから、体感的にはもっと多かった気がする。

福島・宮城のローソン

そこで宮城、福島のコンビニチェーンの店舗数を調べてみる。

ローソン セブンイレブン ファミリーマート サークルKサンクス
宮 城 208 389 278 99
福 島 107 420 171 13

(出典:コンビニ各社ホームページ)

…気のせいでした。

結論:
「宮城のコンビニで一番多いのはセブンイレブン」

2. 妙に「全国初」が多い

通過した亘理(わたり)町の警察署の看板。
亘理町警察
なんでも亘理町は「全国初の暴走族根絶条例」が施行された街とのこと。
他にも広瀬橋は「日本で最初の鉄筋コンクリート建築」だとか、
東北大学は「光通信発祥の地」だとか、やたら「全国初」が目につく。

そこでGoogleの検索結果数を(ざっくり)調べてみた。

全国初 宮城 約 3,390,000 件
全国初 仙台 約 1,570,000 件

おお、これは!?と思っていたら、

全国初 千葉 約 7,080,000 件
全国初 埼玉 約 6,830,000 件
全国初 神奈川 約 6,890,000 件
全国初 東京 約 4,870,000 件

地元が一番「全国初」好きでした。

結論:
「『全国初』が好きなのは千葉」

3. 毎日飲む「酒飲み女子」が多い

8人もはいればいっぱいの立ち飲み屋で晩餐(2軒目)。
どうやら常連の方が多く、途中で来た女子2名に常連勢のおじさんがまあ絡む絡む。
そんな話の中、常連さんに話しかけていただき、混ぜていただき、
その女子1名が「わたし週6回飲んでまーす、休みの日もお父さんの氷結、冷蔵庫から出して勝手に飲んでまーす」と。
(わたし)「やっぱりこちらのひとは肌が綺麗ですね」
(常連さん)「やっぱり水のせいかな」
(女子)「うん、ワインもよく飲むし」
(全員)「ワインかい!」
と和やかな雰囲気だったのですが、この件を検証したいと思います。

国税庁のデータで都道府県別の酒類消費量はすぐ見つかりました。

平成26年度成人1人あたりの酒類販売(消費)数量表(都道府県別)(単位:リットル)
全国 80.3
東京 110.9
高知 96.0
青森 93.8
宮崎 91.8
新潟 91.8

宮城 83.7
千葉 70.0
(出典:国税庁課税部酒税課 酒のしおり(平成28年3月)

宮城は全国よりは多いけど、トップ5には及ばない、ということはわかったのですが、
これでは「女子の飲み頻度」はわかりません。

都道府県別、性別のデータを探すのにえらい苦労したのですが、
厚生労働省の「国民健康・栄養調査報告」という調査で「飲酒習慣」についてのデータがありました!

平成27年国民健康・栄養調査報告」によれば、
「毎日飲む・週5〜6日飲む」層は、男性38.5%  女性10.8%。

上記の上位県を見てみると・・・

東京
平成26年東京都民の健康・栄養状況(東京都福祉保健局)
毎日・週5〜6日:男性38.8% 女性18.3%

高知
平成23年高知県県民健康・栄養調査
毎日・週5〜6日:男性48.6% 女性15.0%

新潟
平成26年県民健康・栄養実態調査
毎日・週5〜6日 男性45.8% 女性13.0%

宮城
平成26年宮城県県民健康調査結果
毎日・週5〜6日:男性40.9% 女性11.1%

(青森・宮崎はデータが見つかりませんでした)

結論:
「ほぼ毎日飲んでいる酒飲み女子が多いのは東京」

以上、思い込みが思い込みであったことが証明されたことをお伝えして、終わりにしたいと思います。



Leave a Reply

CAPTCHA