宮城は仙台(と福島)に行ってきました。
福島からレンタカーを走らせ、一路北へ。
通り過ぎる中で、「宮城県の印象」についてこんなものが浮かんで来ました。
福島から北上する中で、特に国道6号線沿いにローソンが頻発。
ざっと検索しただけでこれだけ出てくるのだから、体感的にはもっと多かった気がする。
そこで宮城、福島のコンビニチェーンの店舗数を調べてみる。
ローソン | セブンイレブン | ファミリーマート | サークルKサンクス | |
宮 城 | 208 | 389 | 278 | 99 |
福 島 | 107 | 420 | 171 | 13 |
(出典:コンビニ各社ホームページ)
…気のせいでした。
通過した亘理(わたり)町の警察署の看板。
なんでも亘理町は「全国初の暴走族根絶条例」が施行された街とのこと。
他にも広瀬橋は「日本で最初の鉄筋コンクリート建築」だとか、
東北大学は「光通信発祥の地」だとか、やたら「全国初」が目につく。
そこでGoogleの検索結果数を(ざっくり)調べてみた。
全国初 宮城 | 約 3,390,000 件 |
全国初 仙台 | 約 1,570,000 件 |
おお、これは!?と思っていたら、
全国初 千葉 | 約 7,080,000 件 |
全国初 埼玉 | 約 6,830,000 件 |
全国初 神奈川 | 約 6,890,000 件 |
全国初 東京 | 約 4,870,000 件 |
地元が一番「全国初」好きでした。
8人もはいればいっぱいの立ち飲み屋で晩餐(2軒目)。
どうやら常連の方が多く、途中で来た女子2名に常連勢のおじさんがまあ絡む絡む。
そんな話の中、常連さんに話しかけていただき、混ぜていただき、
その女子1名が「わたし週6回飲んでまーす、休みの日もお父さんの氷結、冷蔵庫から出して勝手に飲んでまーす」と。
(わたし)「やっぱりこちらのひとは肌が綺麗ですね」
(常連さん)「やっぱり水のせいかな」
(女子)「うん、ワインもよく飲むし」
(全員)「ワインかい!」
と和やかな雰囲気だったのですが、この件を検証したいと思います。
国税庁のデータで都道府県別の酒類消費量はすぐ見つかりました。
平成26年度成人1人あたりの酒類販売(消費)数量表(都道府県別)(単位:リットル)
全国 80.3
東京 110.9
高知 96.0
青森 93.8
宮崎 91.8
新潟 91.8
宮城 83.7
千葉 70.0
(出典:国税庁課税部酒税課 酒のしおり(平成28年3月))
宮城は全国よりは多いけど、トップ5には及ばない、ということはわかったのですが、
これでは「女子の飲み頻度」はわかりません。
都道府県別、性別のデータを探すのにえらい苦労したのですが、
厚生労働省の「国民健康・栄養調査報告」という調査で「飲酒習慣」についてのデータがありました!
「平成27年国民健康・栄養調査報告」によれば、
「毎日飲む・週5〜6日飲む」層は、男性38.5% 女性10.8%。
上記の上位県を見てみると・・・
東京
平成26年東京都民の健康・栄養状況(東京都福祉保健局)
毎日・週5〜6日:男性38.8% 女性18.3%
高知
平成23年高知県県民健康・栄養調査
毎日・週5〜6日:男性48.6% 女性15.0%
新潟
平成26年県民健康・栄養実態調査
毎日・週5〜6日 男性45.8% 女性13.0%
宮城
平成26年宮城県県民健康調査結果
毎日・週5〜6日:男性40.9% 女性11.1%
(青森・宮崎はデータが見つかりませんでした)
結論:
「ほぼ毎日飲んでいる酒飲み女子が多いのは東京」
以上、思い込みが思い込みであったことが証明されたことをお伝えして、終わりにしたいと思います。